ギャルの遠吠え

脈絡ゼロ!

キャバクラに来る習性がある人種

水商売をしている人間はやっぱり誤解されやすい。

「高校行ってなさそう」「家庭環境が複雑そう」「未婚の母なんじゃないの?」etc.

働いてみると分かるのだけれど、半分正解で半分不正解。そりゃ明らかに「コイツ絶対一般社会では生きていけない」と感じさせる子もいる。無断欠勤、遅刻だらけ、漢字が読めない、挨拶できない…ぶっちゃけコチラにはなんの迷惑もかからないので(お店からしたら迷惑だろうけど)どうでもいいと言えばどうでもいい。大抵直ぐに辞めるし。でも確かにそういう人種の遭遇率は高い。

だけど意外かもしれないけど、割とそうでもない女の子の方が多い。学校に通いながら来てる、昼間の仕事だけだとお給料が足りないから働いている、みたいな子も結構多い。料理が得意な家庭的な子も多いので、スレた印象を受けないような子が働いていることもザラにある。

そんな子が働かなきゃいけない社会構造には疑問を覚えるけれど、今回の論点はそこじゃない。

 

じゃあそんなイメージのある女の子とわざわざお金を払ってまで飲みたい人種ってどうなんだろうか。

地域やお店のカラーも関係するかもしれないけれど、うちのお店にはいわゆる怖い人はあんまり来ない。暴〇団とかそういうの。(隠してるだけかもだけど)

私との相性だけを見ると、最悪なのは輩・ヤンキー系。まず彼らは何を喋っているのかよくわからない。「ヤバい!」「お前ホンマww」「うわーおもんな」この辺しか話さない。YouTubeに上がっていた動画のヨウムの方が余程利口である。そもそも仲間としか話さないことも多々あり、だったら居酒屋でも行ってろよと思ってしまう。パチモンなのか本物なのかよくわからないハイブランドのロゴが入ったアイテムを身につけ、ドヤ顔で安酒を飲む。私が親だったら生産責任者として責任を感じざるを得ない。彼らは「ノリ」という名の悪ふざけ・迷惑行為をしないと息ができない生物なので、だいたいそれをキャバ嬢にも強要してくる。深夜のド〇キにいる層の女の子とはノリが合うし、だいたいその後付き合う。そしてコイツらは何故かシャンパンは下ろさないけど定期的に通う。私は基本的にこの人種は指名客にしたくないので、「勉強大好きです」「あのニュース見ました?」とか適当に嫌いそうな話を振ってやり過ごしてさっさと時間が過ぎるのを待つ。話をしてお酒を作るところまでが私の仕事という認識なので、それ以上仲良くするかどうかは自分で決めることにしている。お客様は神様なこともあるけれど、だいたいはただの人間かそれ以下である。

 

相性が良いのはピンで来ることの多いおじサマタイプ。

ある程度常識人である確率が非常に高いので、会話が成立しないお猿さんであることはまずない。

ただ問題点が1つある。とてつもなく強い思想を持っていることがある。それが差別思想であることもしばしば。だからといってこちらに何か影響があるわけではないのだけれど、ただただ不快である。そういう思想を持ってしまうのは仕方ないかもしれないけれど、それを口に出してしまうところがヤバい。女の子に好かれようとしたら、まずそんな話はしない方が無難なのに。

でも輩よりは遥かにマシなので、こちらはとりあえずキープするし、連絡先も交換する。

 

基本的に昼の世界ではマトモに生きている人たちの化けの皮が剥がれる場所が飲み屋。

つまりマトモな人間でもこの場所ではただのバケモノになることもある。

 

もし飲み屋の女の子に好かれたいのであれば、まずは人間の形を留めるところからスタートしていただきたい。